やらなきゃいけないと分かっていても、
色んな理由を作って後回しにしたり、やらなかったことはありませんか？
何かをやろうとした時にやらなくていい言い訳を次々に作って、
無意識に嫌だと思うことから逃げることを
「クリエイティブ・アボイダンス＝創造的な回避」といいます。
今とは違う自分へ変化しよう、新しいことを始めようと思っている人なら
誰もが一度は経験したことがあるものです。

禁煙を始めてみたけど「つい、吸ってしまった」「周りが吸っているから」、
ダイエットを始めてみたけど、「我慢ができなかった」「つい、食べてしまった」
勉強を始めてみたけど、「集中力が続かない」「何から手を付けていいかわからない」


でも、だって、どうせ、わからない。
このように何かを始めようとしても様々な言い訳を作って回避することが
クリエイティブ・アボイダンスです。

人には自分にとって居心地の良い空間
＝コンフォートゾーンというものがあります。
コンフォートゾーンの中にいる時は、頭を使ったり無理しなくても、
いつも通りのパフォーマンスが発揮ができます。
でも、このコンフォートゾーンから外れてしまうと、
不安になったりパニックになってしまい、
考えること、行動することにブレーキをかけてしまうのです。
そして、失敗する理由、やらなくて良い理由をたくさん作って、
いつものコンフォートゾーンに戻ろうとするのです。

人は心にもホメオスタシスという機能を持っています。
コンフォートゾーンから外れ、不安が強くなった時、
落ち着いた状態に戻そうとするのがホメオスタシスです。

人には「コンフォートゾーン」があり、
「ホメオスタシス」が働いて今の自分をキープしようとしていること。
変わろうと思い行動しても「クリエイティブ・アボイダンス」が働いて
無意識に言い訳がでてくることに「気づく」こと。
そして、本当になりたい自分＝目標（ゴール）を持つことが大切です。
今の自分では実現不可能だと思うくらいのゴールを思い描くことが
変化への大きなきっかけになります。